就活成功法

【就活ノウハウ】入社後の「リスク」を正しく見極めよう。不幸な社会人生活を送らないための就活戦略

皆さんこんにちは。針鼠です。

針鼠
針鼠
この記事では、企業選びで絶対に抑えておくべき「入社後のリスク」について解説します。

「不幸な人生を送らないための就活」と題して、自分が入社する企業をどう選ぶべきかと述べました。

今回は、より具体的に「不幸になる要因」と「それを避けるためにはどうすれば良いか」といったことをお伝えします。

前回の記事で「リターン」と「リスク」について記述しましたが、就活生の大半は入社する企業を決める際にその「リターン」のみをフォーカスしてしまいがちです。

具体的には、

その企業に入社できればカッコイイ。
給料が良い。
仕事が面白そうだ。
その企業で働く人が皆良い人そうだ。

こういったことは全てその企業に入った後に得られるであろう「リターン」ですが、一方で社会人として給料をもらうには当然「リスク」が伴います。

「リターン」と「リスク」は表裏一体。

「リターン」だけを見るのではなく、一度立ち止まって自分が「リスク」をどこまで許容できるかに考えてみましょう。

リスクの分類と特性

企業人として働く際の「リスク」は、大きく以下の通り分類できます。

企業人としての「リスク」

1. 労働時間
2. 業務内容
3. 人間関係
4. 労働環境
5. 待遇・福利厚生

ひとつずつ見ていきましょう。

1. 労働時間

一番分かりやすいリスクです。

労働時間には実際の業務時間は勿論、業務外の時間でどれだけ仕事のことを考えなければいけないかという時間も含みます。

想像してみてください。

起きている時間はほぼ仕事のことを考えなければならず、睡眠時間は毎日3時間以下。

食事しながら、風呂に入りながら、電車に乗りながら、常に仕事のことを考えなければ追いつかない。

たまの休みは眠るだけ。

「働き方改革」で労働時間のリスクはかなりフォーカスされて多くの企業で改善されています。

一方で、業界や企業によっては依然長時間労働が当たり前という文化がなくなっていません。

労働時間の長さが原因で起きてしまう痛ましい事件も依然多くあります。

こういった事件では「逃げれば良かったのに」という無神経な意見も聞かれますが、上記のような生活を強いられると思考力も低下してしまい最悪の結果になってしまうのです。

労働時間の長さをどこまで許容できるのか、考えてみましょう。

2. 業務内容

採用セミナーでは、その企業の中でやりがいがあって面白そうな仕事ばかり紹介されるでしょう。

世界を飛び回って巨大プロジェクトを動かす。

国益のためのインフラ事業。

日本を支える産業。

たしかに一面を切り取ればそのように語れる仕事はいくらでもあります。

ただ、毎日の仕事がエキサイティングでやりがいを感じられるなんてことはまずありません。

どんな素晴らしい事業も多くの人の細かい仕事で成り立っています。

魅せ方次第で毎日の雑務も「醍醐味を感じられる素晴らしい仕事」になります。

入社して延々と雑務をやらされる毎日に、「こんなはずじゃなかった」と思う若手社員は多くいます。

毎日の業務内容は自分が本当にやりたいことなのか?ということをしっかりと確認する必要があります。

3. 人間関係

これまでの人生ではある程度付き合う人は選べたと思います。

しかし、普通のサラリーマンに人間関係を選ぶことはできません。

周りの人たちからすごいと言われ自分には敵なしだと思っていても、社会人になったら上司からも同僚からもクライアントからもゴミカスのように扱われるケースは多くあります。

クライアントからは次々と無理難題を要求され、それに応えられないから上司からは毎日檄詰めされる。

同僚も助けてくれない。

少し軌道に乗ってきたと思っても、理不尽なおじさんの飲みに毎日付き合わされ、聞きたくもない会社の愚痴を延々聞かされる。

はたまたそのおじさんと仲良くなったと思ったら、別の派閥のおじさんに嫌がらせを受ける。

昨今パワハラやセクハラに関してはかなり意識されるようになってきていますが、それでもこういった人間関係のトラブルは跡を絶ちません。

全ての悩みの原因は人間関係であるという言葉もありますが、一緒に働く人がどのような人たちなのかをしっかりと把握する必要があります。

4. 労働環境

男性社員50名の部署に女性1名が配属される。

縁もゆかりもない地方支社に異動になる。

ハードシップの高い新興国への赴任命令がでる。

こういったことを承知の上で入社するのなら良いですが、労働環境の悪さを甘く見ると後で痛い目を見ます。

労働環境は整っているのか?自分の想定と違うことがないか?

細かいようですが、これが命取りになる可能性もあります。しっかりと確認しましょう。

5. 待遇・福利厚生

聞いていた給料は果てしない残業時間の結果発生する残業代を含んだ給料であり、時給に換算すると学生時代のバイトの方が割りが良い。

寮や社宅がボロボロで、通勤時間も長い。

有休日数はもらえるが消化できない。

こういったリスクも当然存在します。

表面上記載されている待遇を信じ切るのではなく、実際に働いている人に話を聞くことで確認していくのが間違いがない方法です。

「リスク」を正しく見ることが不幸にならないための鉄則

上記5つの「リスク」をその重要度と就活生の把握のし易さという軸で大まかにプロットしたのが以下の表です。

上に行くほど影響度は大きくなり、右に行くほど就活生がその実態を把握するのが難しくなります。

ここでは5つのリスクをそれぞれ如何にミニマイズするかということが重要になってきます。

一方で、全てをミニマイズすることはできません。

よって、ポイントは重要度の高い1. 労働時間と3. 人間関係を極小化することと言えます

残りの3つのリスクは無視していても死ぬことはありませんが、この2つのリスクが重なると時によってそれは人を死にまで追い込んでしまうからです。

労働時間はopen workのようなサイトに登録して、それぞれの企業の「月間平均残業時間」を確認してみるといいです。

ちなみに電通は66時間、トヨタ30時間、三菱商事47時間となっています。(肌感覚からすると、各企業それぞれ+20時間くらいでありますが・・・。)

人間関係は見極めるのが難しいですが、一番確実かつ単純な方法はできるだけその企業の人間に会って話をすること。

同じ企業でも様々な人間がいるため少人数の社員では確認が難しいですが、一つの企業につき5人以上、それを5企業くらいやってみると見えてくるものがあるはずです。

学生に対しての態度でもその空気感は見極められると思います。

その企業に入る「リターン」だけでなく、入った後の「リスク」にも焦点を当て、一人でも不幸な若者が減ることを願っています。

ABOUT ME
針鼠
【Twitterフォロワー数14,000人】 転職市場を7年間研究し、従業員1万人大企業から未上場ベンチャーへ転職。 大企業とベンチャーでの経験から、楽しく働くための組織論や仕事術、さらに成功する転職法やキャリアの考え方を発信しています。経営学修士(MBA)