これからのキャリア論

【ベンチャー企業への転職を後悔する人】知らないと後悔する5つの事実

ベンチャー転職のリアル

この記事はベンチャー企業への転職を検討している方、もしくはベンチャー企業に関心がある方に向けて書いています。

仕事の悩みに、仕事カフェ管理人の針鼠です。

私は30歳で東証一部上場企業から未上場のベンチャー企業に転職しました。

転職について情報を集めた期間は7年間

その間にしたことはざっと以下の通り。

  • 10社以上の転職サイトに登録
  • 20人前後の転職エージェントと面談
  • 100社以上のベンチャー企業をリストアップ
  • 約30社のベンチャー企業を転職先として本格検討
  • 12社のベンチャー企業社員と面談

結果、3社のベンチャー企業から内定を得てその内の1社に実際に転職しました。

一連の経験を通じて感じたのは、ベンチャー転職に関しての情報の少なさ。

正しくは、ベンチャー転職に関してのリアルな情報の少なさ。

ベンチャーに関する情報は多くありますが、その大半はベンチャーの働きやすさ、楽しさを前面に押し出すもの。

その一方で、ベンチャー起業に転職して後悔している人もたくさんいます。

どんな人でもベンチャー企業で楽しく幸せに毎日を送れるわけではありません。

ベンチャー企業の「綺麗事なしの」リアルを知りたい。

そんな声にお答えします。

はじめに:ベンチャー企業への転職に成功する人、後悔する人

ベンチャー転職をおすすめする人、しない人まずはっきりと述べたいのは、誰しもベンチャー企業に転職した方が良いわけではないということ。

私がベンチャー企業への転職をオススメしたいのは、以下のいずれかに当てはまる人です。

ベンチャー転職をおすすめしたい人
  • いまの会社である程度の成果を残している人
  • 特定の会社で出世するという従来型のキャリアに危機感を持っている人
  • 同じ会社に「こうなりたい」と思える上司や先輩がいない人

逆に、以下の方々にはベンチャーへの転職は全くおすすめしません。

ベンチャー転職をしない方がいい人
  • 仕事は生活費を稼ぐためだけのものと思っている人
  • 決められたことをやることに喜びを感じる人
  • 会社のネームバリューが大好きな人

後者にあてはまる方は、いまの会社に残るかベンチャーではない一般的な会社への転職を考えた方が良いでしょう。

また、「ベンチャー企業」とひとくちに言ってもその実態は企業のフェーズによって大きく異なります。

この記事で対象にしているベンチャーは従業員数十名から数百名程度、創業後数年のベンチャーです。

また、「ベンチャー」と「スタートアップ」という言葉の違いもよく聞かれます。

ベンチャー:中長期的に世の中の課題解決を目指す会社

スタートアップ:短期間でのEXITを目指す会社

あえてこの記事ではどちらも含めて「ベンチャー」とひとくくりにします。

その前提をご理解いただいた上で、読み進めてください。

ベンチャー企業への転職を後悔する「5つのリアル」

ベンチャー転職のリアルそれでは、ベンチャー転職を検討する際に絶対に知っておくべき5つのリアルをお伝えします。

ベンチャー企業は楽しそう、働きやすそうといったイメージが先行しがちだからこそ、筆者の実体験からリアルな情報をしっかりとお伝えします。

1. 倒産する可能性があるからこそのベンチャー企業

これは言わずもがなですが、改めて最初にお伝えしておきます。

ベンチャー企業は一般的な企業と比べて倒産する可能性が高い。

あなたがどれだけ優秀でも、会社が倒産してしまったらその時点で職を失うことになります。

ベンチャーは夢やビジョン、社会的なインパクトを前面に押して社外アピールを行います。

しかし、当然そんな夢物語だけではありません。

社員全員が日々倒産の恐怖と戦っています。

ベンチャーに転職すると、そんな恐怖と向き合わなければいけません。

こんな恐怖感じたくないという方は、ベンチャー転職は止めておいた方が無難です。

2. 転職先ベンチャーのカルチャーやスピード感についていけないと悲惨

ベンチャー企業に集まるのは、誰に何を言われてもその会社の将来性を信じる人たち。

そんな中、実際に転職して以下のような状況になってしまうとかなり悲惨です。

ベンチャー転職の悲惨な例
  • 会社の文化や雰囲気についていけない。
  • 社長の目指す方向性に共感できない。
  • 会社のスピード感についていけない。

ベンチャー企業は、その会社のビジョンやミッションに共感した熱量の高い人たちが集まっています。

誤解を恐れず言えば、そこにはある種の宗教的な空気が流れています。

また、ベンチャーでは仕事のスピード感や守備範囲も一般的な企業と大きく異なります。

普通の会社では当たり前のことも全然当たり前じゃありません。

その会社のビジョンと事業に熱狂できるか。

スピード感のあるカオスについていけるか。

これらが満たせないと、転職を大きく後悔することになります。

3. 有望なベンチャー企業ほど社員は優秀でよく働く

 

ベンチャー企業への転職を検討している方。中には次のように考える方もいるかもしれません。

よくあるベンチャー企業への誤解
  • 大企業ではあまり活躍できていないが、規模が小さければ活躍できるはずだ。
  • ホームページを見ていると雰囲気がゆるそうだ。多少手を抜いても楽しく働けそう。

厳しい言い方かもしれませんが、こんな考えの方はベンチャー転職を諦めた方が良いでしょう。

将来が有望なベンチャーほど、優秀な人材が揃っています。

そして、その人たちは驚くほど働きます。

「仕事がゆるそうだからベンチャー転職」は絶対におすすめしません。

4. ベンチャー企業で「いつもワイワイ楽しく仕事」は幻想

ベンチャー企業のイメージでありがちな「ワイワイ感」。

正直、これだけに憧れて転職する方も多いです。

しかし、冒頭述べた通りベンチャー企業は日々倒産の恐怖との戦いです。

伸びない売上

乖離する事業計画

減っていくキャッシュ

できない資金調達

対立する経営陣

重くなる空気

フラットな環境で、全員が同じビジョンに向かって仕事をする。

の一方で、ベンチャーで働く人はみんな命をかけて仕事をしています。

「いつも」楽しくワイワイはありえないと思ってください。

5. ベンチャー企業の給料や福利厚生には期待するな

ベンチャー企業に転職して待遇が良くなるという人は稀です。

フレックスタイムやリモートワークなど、柔軟な働き方を認めているベンチャー企業は増えています。

一方で、基本的にベンチャー企業にはお金がありません。

給料や年金制度、保険制度といった待遇面では一般的な企業と比べて見劣りするケースが多いでしょう。

もちろん、ベンチャーで経験を積んで中長期的に良い待遇を確保するという道はあります。

しかし短期的に待遇を良くするために転職したいという人には、ベンチャーは不向きと言えるでしょう。

※待遇面で劣ることをカバーするため、ベンチャー企業にはストックオプションという制度があるのが一般的です。ストックオプションについては改めて別の記事で解説します。

ベンチャー転職のリアルまとめ

それでもベンチャー企業への転職を後悔していない理由

ベンチャー転職をおすすめする理由

リスクやデメリットを中心にベンチャー企業への転職で待ち受けているリアルをお伝えしました。

それでも私は多くの方にベンチャー企業への転職をおすすめしたい。

なぜなら、私自身がベンチャー企業に転職して以下のように感じているからです。

  • 自分の仕事が世の中にインパクトを与えられると本気で思える。
  • 熱量が高くて優秀なメンバーと一緒に仕事ができる。
  • 年齢や役職ではなく、出している価値で評価される。
  • 多様なバックグラウンドの人たちと仕事することで思考が柔軟になる。
  • 柔軟な働き方でプライベートもバランスさせられる。
  • どんな会社でも通用する「稼ぐ力」が身につく。
  • 副業ができる。副業のネタが広がる。
  • 独立や起業につながる経験やネットワークが得られる。

また、前職でのネガティブ要素を排除できたことも私の人生にとって大きなメリット。

  • 意味のない仕事、無駄だと思うことをしなくていい。
  • 経験だけでのさばる働かないおじさんがいない。
  • 無意味な同調圧力がない。
  • 労働時間で評価されない。
  • ひとつの会社にぶらさがる生き方をしなくていい。

こんな人ひとりもいません。

簡潔にまとめると、私はベンチャー企業に転職して

①単純に仕事が楽しくなった

②将来の選択肢が広がった

この2点を強く感じています。

この記事に書いたように、ベンチャー企業にはそれなりに厳しいリアルがあります。

しかし、リアルを知って企業選びを間違えなければベンチャー転職はあなたの人生を好転させる良いものになるはず。

私自身、大企業からベンチャーに転職して1秒たりとも後悔したことはありません。

むしろ、伝統的な日本企業に長くいることのリアルの方が圧倒的に恐ろしかった。

この内容に少しでも共感いただいた方は、是非以下にまとめたおすすめサイトに登録して情報を集めてみてください。

また、有料にはなりますが当サイト運営者の針鼠にオンラインで直接ご相談いただくこともできます。

気になる方はお問い合わせページをご参照ください。

チャットでの簡単なご質問はツイッターのDMで受け付けています。

それでは!

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hari
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