



この記事では、9枚の図解を用いてSaaSの定義やメリット、国内外の代表企業・注目企業などついて解説します。
SaaSとは?分かりやすく解説
まずは「SaaS」とは何なのか解説します。
SaaSは「Software as a Service」の略称。
日本語では「サービスとしてのソフトウェア」です。
これだけでは分かりにくいかもしれませんね。
例えば会社が使う会計ソフト。
従来は、利用企業がソフトウェアをパソコンにインストールして使うシステムが一般的でした。(これをオンプレミスと言います。)
これを、クラウド上で使えるようにしたのがSaaSです。
一般的に、利用企業は年額や月額料金を払うだけでソフトを利用できるのが大きな特徴です。



SaaSの何がすごいのか、そのメリットを徹底解説
それでは、なぜ近年SaaSが注目されているのか。
SaaSを使うユーザー側のメリットと、SaaSを提供する会社のメリットをそれぞれ解説します。
SaaSを使うユーザーのメリット
SaaSはユーザーに多くのメリットがあるため広く使われるようになっています。
多くの場合、SaaSは個別カスタマイズが不要なので契約を結べばすぐに使えるようになります。
また、初期投資がかからないので導入も手軽。
決まったパソコンにインストールするわけではないので、スマホも含めた複数の端末からアクセスが可能です。
また、クラウド上で提供されるため機能の改善がリアルタイムですぐに反映されるのも大きな魅力。
これらのことから、リモートワークとも相性が抜群。
コロナ禍はSaaSにとって追い風となっているのです。
SaaSを提供する企業のメリット
SaaSはユーザーだけでなく提供企業にとっても多くのメリットがあります。
先述の通りSaaSは個別カスタマイズが不要。
カスタマイズにかかる人件費等を大幅にカットできます。
また、月額や年額で課金する形態のため売上が積み上げ式で増えていきます。
これは将来の売上が予測しやすいという点から株主からも評価が得られるポイント。
さらにSaaSは導入して終わりではなく、その後も日々の使い方の教育等で提供企業とユーザーの接点が続きます。
これにより機能拡充や別サービスの展開などアップセルにもつなげやすいモデルです。
ユーザーメリットで述べた通り機能改善がリアルタイムで反映されるのは、提供企業にとってもより良いサービスをユーザーに届けられる利点があります。
代表的なSaaS企業(海外・国内それぞれ紹介)
そんなSaaSを提供する企業。
その中でも代表的な会社を紹介していきます。
The・SaaS企業:Salesforce(セールスフォース)
SaaSは欧米を中心とした海外で急速に広まっているビジネスモデルです。
その先駆けであり現在世界最大のSaaS企業と言われるのが米国のSalesforce。
企業が顧客の管理や営業管理を行うCRMを中心としたクラウドサービスを展開。
時価総額は2,400億ドル(日本円で約25兆円!!日本最大のトヨタ自動車より高い!)と、GAFAに次ぐ規模になっています。
最近、国内でもメガバンクなどの金融機関や大手メーカー等に相次いで導入されています。
Salesforce創業者のマーク・ベニオフを取り上げた中田大学の動画もおすすめです。
国内の代表的なSaaS企業(時価総額トップ5)
国内でもSaaSビジネスは盛り上がってきています。
ここに挙げたのは日本の上場SaaS企業の時価総額が高い上位5社。
それぞれ簡単にご紹介します。
クラウド会計トップシェア:freee
会計フリー、人事労務フリーを展開。2012年創業。導入企業は22万社以上。
経費精算で有名:RAKUS
経費精算ソフト「楽楽精算」を展開。その他にも中小企業向けのクラウドサービスを提供。
CMが印象的なSansan
名刺管理ソフトSansanを提供。「それ、早く言ってよぉ〜」のCMが有名ですね。
家計簿アプリで圧倒的な知名度:マネーフォワード
https://corp.moneyforward.com/
個人向けの家計簿アプリが有名ですが、実は企業向けに会計ソフトや請求書ソフトも提供しています。
実はいろんな企業で使われているAI inside
OCRと呼ばれる画像認識機能をSaaSで提供する会社。
注目のSaaS企業を2社紹介
さらに、今後注目のSaaS企業を2社ご紹介します。
世界中で使われる経費精算サービス:SAP Concur
1社目は、SAP Concur(コンカー)。
大企業を中心に使われる経費精算サービス「コンカー」を提供する会社。
なんと全世界で46,000社にも使われるサービス。
「働きがいのある会社」でも3年連続1位に選ばれる会社。
社長の三村さん(@Masa_Mimura)はじめ、従業員の皆さんのSNSの発信からもその働きがい、働きやすさが感じられます。
就活で外資しか受けなかった自分は、友人にも家族にも理解されなかった
そんな事構わず自分を貫いたから今こうして外資社長としてやりがい溢れた毎日を送れてる
外資はちょっと…と敬遠してる就活生になぜ外資も選択肢に入れるべきかを伝えたくて動画を作りました
YouTube https://t.co/idR0QZ7jn5 pic.twitter.com/69GPNnP32i
— 三村 真宗|Masa Mimura (@Masa_Mimura) June 13, 2020
IDまでSaaS愛が感じられる元商社ウーマンかとーのさん(@katono_saas)
友人を見ていると、元港区女子でも元商社マンでも、自分の意志で選択している人は結果的に幸せそうな人が多い🤔
多くの不満は、他人に自分の選択を委ねることから生まれる。イーロン・マスクは『自分で選んだ地獄に文句は言わない』と発言してた
自分で自分の幸せを定義して、
選択できる人は強い— かとーの🐳🚩元商社ウーマン (@katono_saas) June 20, 2020
とてもためになる仕事術、営業マインドを発信する営業部長の川縁さん(@K_Kawaberi)
今まで意識してきたこと
①発表ごとは常に1番バッター
②会議は前の位置に座る
③フィードバックは即行動に移す
④準備を怠らない
⑤期待しててください、と言う
⑥他人の悪口を絶対に言わない
⑦(役職がそうでなくとも)
さもそうであるかのように振る舞うでも1番は
いつでもユーモアを忘れない— 川縁啓介 | 外資系の営業マン (@K_Kawaberi) May 24, 2020
新進気鋭のSaaSベンチャー:Leretto
次にご紹介する注目SaaS企業はLeretto(リリット)。
辰巳さんと秋山さん2名の共同創業者が2018年に創業した会社。
2020年7月に店舗向けSaaS「Canly」をリリース。
既に3,000店舗以上で使われているというそのスピード感に驚きを隠せません。
6,600万円の資金調達も完了し、今後の急拡大が楽しみな会社です。
元商社マンの辰巳さん(@maamorun)
僕が新卒1年目でやってよかったこと
40個まとめました。商社に入り、本や上司などから学び
成果が出た仕事術です。これを徹底したら圧倒的成長できます。
→40RTいったら、さらに追加で40個纏めます。#元商社マンCEO備忘録 pic.twitter.com/WiBvXNdvGZ
— 辰巳 衛 27歳@元商社マンCEO (@maamorun) April 12, 2020
元銀行員の秋山さん(@YotaroAkiyama)
結局やる人はやる。やらない人はやらない。大学2年で営業の仕事を始め、月収50万円は安定的に稼いだ。貯金したお金でカナダに留学。銀行とベンチャーで3年修行し、目標通り社会人4年目で起業。失敗や挫折は多かった。でもやりたい事は全てやってきた人生。後悔は一つもない。私の誇りです。
— 秋山祐太朗 | 元銀行員CEO (@YutaroAkiyama) May 26, 2020
SaaSの特徴的な指標(KPI)
SaaSはその独特のビジネスモデルから、使われる指標も一般の企業とは大きく異なります。
ここに挙げたのはそんなSaaS特有の指標の一例。
SaaSを提供する企業は日々こういった指標を追って経営しています。
まとめ:SaaSは時代に合った強いビジネス!
最近よく聞く「SaaS」。
なぜ注目されているのか、どんな企業があるのかご理解いただけたでしょうか?
これからの時代に合ったビジネスモデルで、SaaS市場は今後さらに伸びていくことが予想されます。
就職先を迷っている方や転職を考えている方は、SaaS企業も候補に入れてみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
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それでは!