



この記事では、10枚の図解を用いてDXの定義や成功事例、失敗パターンについて解説します。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?
まずはDXの定義から見ていきましょう。
DXはデジタルトランスフォーメーションの略称。
経済産業省によれば、「データとデジタル技術を活用して」(中略)競争上の優位性を確保することとされています。
もっと分かりやすいDX(デジタルトランスフォーメーション)の定義
DXは様々な組織や人が様々な定義をしています。
その中でも一番しっくり来るのが「DX実行戦略」で用いられる定義。
単にビジネスの一部をデジタルにする「デジタル化」とは異なり、デジタル技術を使ってビジネスそのものを抜本的に変革することをDX(デジタルトランスフォーメーション)と言います。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の全体像
DXはビジネスそのものを抜本的に変革するものと述べました。
つまりビジネスの一部をデジタル化する仕事とは全く異なります。
会社組織全体を変える話なので、経営者の危機感と覚悟が必要なのです。
失敗するDXの事例
「DX」という言葉を聞くようになって2-3年が経ちますが、いまだにこの図のような取り組みをしている会社や組織が大半です。
繰り返しになりますが、DXはビジネスそのものの変革。
経営者の強い覚悟がないと、絶対に上手くいきません。
DXの成功事例
ここまで見てきたように、一筋縄では上手くいかないDX。
ここからは、そんなDXに成功した企業の事例を解説します。
DXの成功事例①平安保険(中国)
中国の平安保険。
以前は普通の保険会社でした。
大きく舵を切ったのは2013年。
テクノロジー企業の台頭に危機感を感じた経営者が、ビジネスの変革に着手。
スマホアプリを使って顧客接点を大きく変えた「グッドドクター」が代表例です。
アプリを通じて病院紹介や診療予約などを提供することにより、デジタル接点でユーザーの課題を解決。
顧客数を急速に伸ばしました。
いまではテクノロジー人材を10万人以上抱えるテクノロジー企業です。
DXの成功事例②DBS銀行(シンガポール)
次に紹介するのは、シンガポールのDBS銀行。
50年以上の歴史のある銀行です。
特徴的なのは、自らキャッシュレスを進めるなどして伝統的な銀行ビジネスを自分で破壊しにいったこと。
また、全て自社のサービスで賄うのではなく他社サービスと上手く連携して顧客の生活に寄り添ったエコシステムを提供することに成功しています。
なんでDXしないといけないの?
「DX」or「Die」という言葉があります。
つまり、DXするか、死ぬ(潰れる)か。
GAFAに代表されるテクノロジー企業の台頭によって、あらゆる業界のビジネスが破壊される可能性があります。
デジタルを活用したビジネスの変革を行わないと、あっという間にこうした企業にビジネスを奪われてしまいます。
まとめ:DXは全ての企業に必須の変革
どんな企業にも例外はありません。
経営層の強いリーダーシップの下DXを進めないと、いずれビジネスが他社に取って代わられる可能性があります。
このことから、巷では最近「DX」が叫ばれているのです。
単にバズワードに踊らされるだけでなく、正しく状況を理解して正しい危機感を持つ。
現代のビジネスパーソンには、特にそんな姿勢が求められています。
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